静岡県牧之原市の海岸沿いにレトロなたこ焼きさんを見つけました。
たこ焼きを作ってくれる間は、ショーケースに並べられた手作りのポップや紙粘土で作られたホットドッグなどをみて楽しもう!

車で通り過ぎたがリターン「これは行かねば!」と思わせる一瞬のインパクト

静岡県牧之原市の海岸沿いを走っていたら、なんだか一瞬派手な店を通りすぎました。
なんだろう。バックミラーを確認すると「8」と書かれた看板がチラッと見える。
「なんだかわからないが、これは戻らないと後悔する!」そう直感し、戻ることにしました。

今度は前方にはっきり見えます。「たこ8」。ああ、たこ焼き屋だったのか。
店に着くと、直感は正しかったことがわかりました。

たこ焼きだけで14種類!めっちゃメニューあって迷う!

見てください!このショーケース!
この紙粘土で作られたたこ焼きのサンプル、最高ですよね!

しかも、たこ焼きだけで15種類(目視できる範囲で)もあります。
いや、ありすぎでしょ。銀だこでも5〜6種類ですよ。
ちょっとメニューを書き出してみます。

・カラッと揚げたアゲたこ
・ソフトたこ焼き
・マヨたこ焼き
・ネギたこ焼き
・しそたこ焼き
・のりたこ焼き
・ゴマたこ焼き
・タルタルマヨたこ焼き
・ポテトたこ焼き
・チーズたこ焼き
・わさびマヨたこ焼き
・からしマヨたこ焼き
・みそたこ焼き
・からいたこ焼き
・キムチたこ焼き

ソフトたこ焼きってなんだろうね。
通常よりも柔らかいたこ焼き?

値段は450~480円。
あなたならどれを注文しますか。
僕は、ネギたこ焼きを注文しました(ふつ〜)。

おじいさんの熟練のたこ焼き作りを見守ろう

注文をするとおじさんが作り始めてくれます。
おじさんの手捌きは、手際がめちゃいいとか、プロの技!っていう感じでは無いけど、確実にたこ焼きを作っていくベテランの技が見れます。もうそういうしかないです。
徐々に丸くなっていくたこ焼きを、のんびりと眺めましょう。

たこ焼き作り待ってる間は、サンプルアートとPOPを楽しもう

外観が鮮やかで、目が楽しい。

たこ8の魅力は、POPとサンプルアートのデザイン。

カラフルな値段の数字が縦横無尽に暴れるPOPと、紙粘土などで作られたサンプルは、POPアートの巨匠、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタインなどに引けを取りません。
たこ焼きが出来上がるまで、たこ焼きPOPアートをじっくりと味わいましょう。

紙粘土で作られたサンプルも。ハッシュドポテトなんか最高!
紙粘土のたこ焼き。ソースのアクションペイント感が良い。
たこ焼きだけじゃなくて、ホットドッグもめちゃくちゃ種類ある。
「5」が小さいのしかなくて3つ貼ったのかな。発想がパンク。
250円のソフトクリームに添えられたカーネーション。前衛的。
風に舞っているような「0」の躍動感。

たこ焼きももちろん美味い!

そうこうしている間にたこ焼きが完成!

たこ焼きが8個、たこ8!
ネギたこ焼きを注文したはずだったけど、ネギ切れてたみたいで普通のたこ焼きになりました!

うん、でも美味い!


★ひとことまとめ★

目的できたわけでなく、たまたま通りがかったお店が最高だと旅のテンションがブチ上がります。たこ8をスルーせずに引き返した自分を褒めてあげたい気持ちです。
たこ焼き屋さんとして見れば、もっと美味しくて早いお店はあるかもしれないけど、こんなに雰囲気と歴史を感じさせるお店は他にありません。
ネットを見ると、残念ながら閉店との情報があります。こういった唯一無二のお店が無くなってしまうのは寂しい。だけど、だからこそ、いいお店を見つけた時には躊躇なく入ってそのお店を体験していきたいものです。


【たこ8】※残念ながら閉業の情報あり
〈住所〉静岡県牧之原市 落居1661−1
〈営業時間〉不明
〈定休日〉不明
〈駐車場〉あり
〈所要時間〉10~30分